酒井穣氏『これからの思考の教科書』を読了。
知性に裏打ちされた酒井氏の説得力は勿論であったが、特に印象に残ったのは氏の引用している老子の言葉。
「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と身体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、つねに仕事であり遊びでもあるのだ。」(p140)
紀元前5世紀の時点で、人生の真理をここまで明解に表現されていたという衝撃。。。老子様に感服仕りました。まさに人生の理想形。本書からは酒井氏の"達人"ぶりも垣間見えてくる。
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